2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
日本文化を理解するのには、どうしても旧暦の基礎知識が必要です。授業で直接に役立つ場面はそう多くはありませんが、日常生活の中では、まだまだ旧暦に関することがたくさんあるからです。私も特別に詳しいわけではありませんが、普段から歳時記については…
昆虫の専門家ではないので分類的なことはわからないが、一般に「黄金虫」と呼ばれる甲虫の仲間がいる。その多くは表面に美しく光り輝く光沢をもち、なるほど、黄金の虫と名付けられたのがわかるような気がする。果樹・野菜・花を食害するので害虫とされてい…
茶摘み 5月上旬の立夏が近くなる頃、必ず耳にしたり話題になるのがこの歌である。登場したのは明治45年の『尋常小学唱歌 第三学年用』がかなり古いにもかかわらず、平成19年に「日本の歌百選」に選ばれる程、現在でも親しまれている。 1、夏も近づく八十…
数ある童謡の中でも、『七つの子』は今も変わらず幅広い世代から支持される、日本の代表的童謡である。 もとは月刊の詩集『朝花夜花』に収められていた「山烏」という詩で、大正10年、児童文学雑誌『金の船』7月号に発表された。作詞は野口雨情、作曲は本居…
和歌の世界では、春は霞とともに立つものとされていた。つまり霞は春の立つ徴と理解されていた。それなら秋の立つ徴は何かというと、山口百恵の歌にも「風立ちぬ 今はもう秋」という歌詞があるように、それは秋風であった。『古今和歌集』の秋の部は、秋風の…
蓑虫は、その幼虫が作る巣が雨具の「蓑」に形が似ているためその名がある。一般に「蓑虫」と呼ばれているのはオオミノガの幼虫のことで、幼虫は主に薔薇・柿・葡萄などの果樹・皐月(さつき)・楢などに取り付き、秋には枯葉や枯枝を糸で綴って袋状の巣を作…